
東洋占術の集大成として、生まれ持った宿命とこれからの運命を読み解く中国生まれの占術です
算命学とは — 概要と歴史
算命学は古代中国の天文学と暦学を起源としており、3世紀ごろに体系化されたとされています。日本には大正時代に伝わり、高尾義政が現代日本における算命学の体系を確立させました。四柱推命と並ぶ的中率の高さで知られる東洋占術であり、とくに対人関係や人生の役割、家系や宿命の分析において強みを発揮します。
算命学の仕組みと特徴
生年月日から干支(かんし)と宿命星を導き、陽占と陰占という2種類の命式を作成します。陽占は人体図と呼ばれ、貫索星・石門星・鳳閣星・調舒星・禄存星・司禄星・車騎星・牽牛星・龍高星・玉堂星・天南星・天将星といった12種類の星を、頭・心・腹・左手・右手という5つの位置に配置することで、その人の役割や対人傾向を表現します。
一方の陰占は十干十二支から構成される命式で、本質や運気の流れを示します。算命学は人生に与えられた役割を客観的に示してくれる点に特色があり、自分らしい生き方を模索したいときに、深い示唆を与えてくれる占術となっています。
算命学が向いている相談
- 自分の本来の役割や使命を、客観的な体系から確認したい方に向いています
- 家族やパートナー、職場の人など対人関係の傾向を整理して理解したいときに役立ちます
- 人生の節目に立ち、生き方そのものを見直したい方に深い気づきを与えてくれます
- 家系に流れる宿命や、継承されていく傾向を知りたい方が活用しています
- 四柱推命と近いアプローチを求める方の選択肢として支持されています
サンプル鑑定例(架空のケース)
想定: 30代女性・家族との関係と自分の役割を見直したい場合
算命学の鑑定がどんな順序で進むのか、架空の相談者を例にご紹介します。登場人物は実在しません。
30代の女性Jさん(仮名)が、家族との関係や自分の本来の役割を見直したいと来店した状況を設定します。占い師はJさんの生年月日から干支を割り出し、陽占の人体図と陰占の命式を組み立てていきました。
陽占を見ると、Jさんの人体図は中央(腹)に「禄存星」、左手(配偶者)に「玉堂星」、右手(仕事)に「龍高星」、頭(精神)に「鳳閣星」が並ぶ配置でした。「人を惹きつける温かさを軸に、知性と冒険心を仕事に向けつつ、家庭ではじっくり学び合う関係性を築くタイプ」という読み解きが示されます。陰占の命式からは、Jさんが大運の切り替わり時期に近づいていることも明らかになりました。
占い師は、現在の家族関係でJさんが感じている違和感について、「龍高星が右手にある人は変化や移動のなかで自分の力を発揮するため、家庭の中で安定だけを求められる役割は息苦しさにつながりやすい」と説明します。そのうえで、「自分の役割を狭めずに小さな挑戦を続けることが、結果として家族との関係も整える」という方向性を提示しました。Jさんは具体的な行動を持ち帰る、という流れになります。
算命学・算命術・算命占星術の3つの呼び方の違い
算命学を学び始める方が最初に戸惑うのが、「算命学」「算命術」「算命占星術」という3つの呼び方の使い分けです。
結論からいえば、これらはほぼ同じ占術を指す言葉として使われていますが、流派や著者によって微妙にニュアンスが異なります。
もっとも一般的なのが「算命学」という名称で、高尾義政が体系化した日本における現代算命学を指す場合に多く使われます。
「算命術」は中国伝来当時の呼称に近い表現で、より古典的な響きを持っています。
「算命占星術」は天体の運行と命式の関係を強調する場合に用いられ、西洋占星術との対比で呼ばれることもあります。
書籍や占い館によって表記が揺れるため、検索でいずれの語を使っても、基本的には同じ体系を指していると理解して差し支えありません。
宿命星の調べ方と12種類の星の意味
算命学の鑑定では、生年月日から「干支」と「宿命星」を導き出します。
宿命星は12種類あり、それぞれ性格や役割の傾向を象徴します。
ここでは12種の宿命星を一覧で整理します。
| 宿命星 | 象徴するテーマ | 性格の傾向 |
|---|---|---|
| 貫索星(かんさくせい) | 守備本能・独立心 | マイペースで意志が強く、自分の信じる道を歩む |
| 石門星(せきもんせい) | 守備本能・社交性 | 仲間を大切にし、グループの中心になりやすい |
| 鳳閣星(ほうかくせい) | 伝達本能・自然体 | のびのびと自由に表現することを得意とする |
| 調舒星(ちょうじょせい) | 伝達本能・繊細さ | 感性が鋭く、芸術的な才能や独自の世界観を持つ |
| 禄存星(ろくぞんせい) | 引力本能・愛情 | 人を惹きつける魅力があり、奉仕の心を持つ |
| 司禄星(しろくせい) | 引力本能・蓄積 | 地道な努力で家庭や財産を築き上げる |
| 車騎星(しゃきせい) | 攻撃本能・行動力 | 正義感が強く、即決即断で動くタイプ |
| 牽牛星(けんぎゅうせい) | 攻撃本能・名誉 | プライドを持って組織や肩書きを大切にする |
| 龍高星(りゅうこうせい) | 習得本能・自由 | 未知の世界へ挑戦し、変化を楽しむ冒険家タイプ |
| 玉堂星(ぎょくどうせい) | 習得本能・伝統 | 知識を深め、学問や伝統を大切にする学者タイプ |
| 天南星(てんなんせい) | 北方の中心星 | 場のリーダー的な存在として影響力を持つ(例外的な扱い) |
| 天将星(てんしょうせい) | 最強のエネルギー星 | 大きな器を持ち、組織の頂点に立つ素質がある |
自分の宿命星を調べるには、生年月日から命式(陰占・陽占)を作成する必要があります。
無料で命式を計算できるサイトとして、編集部では 大久保占い研究室の天中殺自動計算ツール を参照しています。
本格的な命式計算は対面鑑定や専門書で学ぶことをおすすめします。
陽占と陰占で構成される算命学の命式
算命学の命式は「陽占」と「陰占」という2種類で構成されています。
ここではそれぞれの役割を整理します。
陽占(人体図)
陽占は「人体図」とも呼ばれ、12種類の宿命星を頭・心・腹・左手・右手の5つの位置に配置することで、
その人の役割や対人傾向を視覚的に表現します。
頭の星は精神性、心の星は本質、腹の星は守りの本能、左手の星は配偶者やパートナーシップ、右手の星は仕事や社会的役割を担うとされます。
陰占
陰占は十干十二支による年柱・月柱・日柱で構成される命式で、本質や運気の流れを表します。
四柱推命と似た構造を持ちますが、算命学では時柱を使わない流派が主流となっています。
陰占から「日干」を読み取ることで、その人の本質的な性質が分かります。
陽占は社会の中での見え方、陰占は内面の構造、と理解しておくと、算命学の命式の役割を把握しやすくなります。
両者を組み合わせて読むことで、立体的な人物像が浮かび上がる仕組みです。
天中殺と大運天中殺の見方
算命学では、生年月日から導かれる「天中殺」が運気の節目を読む重要な指標となります。
天中殺は子丑天中殺・寅卯天中殺・辰巳天中殺・午未天中殺・申酉天中殺・戌亥天中殺の6つに分類され、
12年ごとに2年間訪れる時期とされます。
天中殺の時期は新規事業の立ち上げや結婚、引っ越しといった「攻めの行動」が裏目に出やすいとされ、
内面の充実や学び、これまでの整理に向く期間と捉えるのが算命学の見方です。
さらに大運(10年単位の運気)が天中殺と重なる「大運天中殺」も20年に1度訪れるため、
人生設計の参考に押さえておくと役立ちます。
天中殺の自動計算については、編集部が信頼する 大久保占い研究室の天中殺自動計算ツール(2026年対応) をご覧ください。
生年月日を入力するだけで、自分の天中殺タイプと今年の運気の状況を確認できます。
算命学と四柱推命の違い – 似ているけれど別の占術
算命学と四柱推命は、どちらも陰陽五行思想と十干十二支を基礎とする中国生まれの占術であり、
表面的には似た占い方をしているように見えます。しかし、実際には以下の点で違いがあります。
| 観点 | 算命学 | 四柱推命 |
|---|---|---|
| 命式の柱 | 3柱(時柱を使わない流派が主流) | 4柱(年・月・日・時) |
| 主な視点 | 人体図(陽占)による役割の視覚化 | 通変星と十二運による多角分析 |
| 得意領域 | 対人関係・宿命・人生の役割 | 運気の流れ・キャリア・結婚時期 |
| 必要情報 | 生年月日のみ(時刻不要の流派多数) | 生年月日と出生時刻(分単位推奨) |
| 日本での体系化 | 大正・昭和に高尾義政が確立 | 江戸期に伝来、各流派が発展 |
「自分の役割や対人パターンを知りたい」場合は算命学が、
「結婚や転職など人生の節目の時期を見極めたい」場合は四柱推命が向いています。
両方を併用して相互補完的に使う占い師も多く、実際の鑑定ではどちらの視点も取り入れられているケースが少なくありません。
四柱推命の詳細は 四柱推命の詳細解説ページ をご覧ください。
東京で算命学が受けられる占い館
算命学は四柱推命に比べて専門に扱う占い師の数がやや限られていますが、
東京都内でも算命学に対応する占い館があります。
編集部が把握している中では、以下のエリアで算命学を扱う店舗が比較的多くなっています。
- 千代田区(神保町・秋葉原・有楽町) – 神保町アルケミアなど算命学を扱う複合占術店が点在
- 杉並区(高円寺・阿佐ヶ谷) – 個人鑑定の隠れ家サロンで算命学を看板に掲げる店舗あり
- 新宿区(新宿駅東口・西口・新大久保) – 大手チェーンの一部鑑定師が算命学に対応
- 豊島区(池袋) – 大型対面占い館の一部メニューで算命学が選べる
本ページの後半に表示されている「算命学を扱う東京の占い館一覧」もあわせてご確認ください。
算命学は深い読み解きを要するため、占い師の経験値が結果の精度に大きく影響します。
口コミ評価とプロフィールを参照したうえで、自分に合いそうな先生を選ぶことをおすすめします。
算命学について よくある質問
Q. 算命学と四柱推命はどちらが当たりますか?
「当たる」の定義によりますが、算命学は人生における役割や対人関係の傾向を読むのに長けており、
四柱推命は時期や流れを読むのに長けています。
相談したい内容によって使い分けるのが理想で、優劣をつけるよりも相性で選ぶ占術と理解するとよいでしょう。
Q. 出生時刻が分からなくても算命学の鑑定は受けられますか?
算命学の主流派では時柱を使わないため、生年月日だけで鑑定が可能です。
出生時刻が分からない方でも基本的な命式は作成できるので、母子手帳が見つからない方にも始めやすい占術です。
Q. 自分で算命学を学ぶことはできますか?
独学も可能ですが、命式の作成と解読には複雑な知識が必要となるため、
入門書を1冊読んでから対面鑑定を受け、解説を聞きながら理解を深めていく方法が現実的です。
書籍では中森じゅあんや有山茜などの著者が分かりやすい入門書を出しています。
Q. 算命学の鑑定料金の相場はいくらですか?
東京の対面鑑定では30分5,000円から8,000円程度が中心価格帯となります。
詳細鑑定や流派の本家筋の鑑定では1時間1万円を超える設定もあります。
本格的な命式分析を求める場合は、鑑定時間を60分以上で確保しておくと安心です。
Q. 算命学で改名や姓名判断はできますか?
算命学そのものは姓名判断とは別の体系ですが、
算命学を扱う占い師の多くは姓名判断や四柱推命を併用しているため、
鑑定の延長線上で改名や命名の相談に応じてもらえるケースがあります。
事前に占い師のプロフィールで対応占術を確認しておきましょう。
鑑定の流れ・準備するもの
生年月日が必須となります。出生時刻は使わない流派が多く、それほど厳密に意識する必要はありません。自分はどう生きるべきか、家族とどう向き合うかといった深いテーマを携えて臨むと、算命学の強みが最大限に生きます。
料金・所要時間の目安
| 料金相場 | 料金は30分の鑑定で5,000円から8,000円程度が一般的です。詳細鑑定の場合は1時間1万円ほどになります。 |
|---|---|
| 所要時間 | 鑑定時間は30分から60分が目安となります。 |
🛠 大久保占い研究室の自動鑑定ツール
天中殺の自動計算ツール (2026年対応)
算命学では、生年月日から導く「天中殺」が運気の節目を読む重要な指標です。大久保占い研究室の天中殺の自動計算ツールは、2026年最新対応で、生年月日を入れるだけで自分の天中殺タイプ(子丑・寅卯・辰巳・午未・申酉・戌亥)、今年・来年が天中殺期にあたるかを瞬時に判定できます。また、なぜ算命学では天中殺期に新規事業や引っ越しが推奨されないのか、宿命大殺界との違い、上手く乗り切る過ごし方まで、専門家視点で詳しく解説されています。
📚 関連する解説記事(大久保占い研究室)
算命学を扱う東京の占い館
東京23区内で算命学による鑑定を行っている占い館をご紹介します。各区の詳細記事には、店舗の所在地・営業時間・料金などをまとめています。
よくあるご質問
算命学は初心者でも大丈夫?
算命学は専門知識が無くても占い師さんが分かりやすく解説してくれます。はじめての方でも気軽に相談できる占術なので、ぜひ気になる占い館に問い合わせてみてください。
算命学の鑑定にかかる時間は?
鑑定時間は30分から60分が目安となります。が目安です。複数の質問を持っている場合は、長めの時間枠を予約しておくと安心です。
算命学の料金相場は?
料金は30分の鑑定で5,000円から8,000円程度が一般的です。詳細鑑定の場合は1時間1万円ほどになります。が目安です。指名料・延長料金が別途かかる店舗もあるので、来店前に料金体系を確認するとよいでしょう。
算命学と他の占術を組み合わせて鑑定してもらえる?
多くの占い館では複数の占術を組み合わせた鑑定が可能です。算命学を軸にしつつ、タロットや手相を補完的に使う先生もいます。
算命学の鑑定結果は信じても大丈夫?
占いはあくまで「判断のヒント」です。鑑定結果に縛られすぎず、自分の感覚と照らし合わせながら参考にする姿勢が大切です。
他の占術もチェック
算命学以外にも、東京の占い館では多様な占術が楽しめます。
※ 本記事は2026年5月時点の情報をもとに構成しています。実際の料金・所要時間は店舗ごとに異なるため、来店前に各占い館の公式情報をご確認ください。










